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2006-11-03

[][]一般的な資料 16:26 一般的な資料 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 一般的な資料 - The Fungi from YUGGOTH

1242年

初代ハウプトマン男爵は、この地方にいたモンゴル人を追い出して、ここに城を建てました。このハウプトマンは、異端のかどでチュートン騎士団を爵位を剥奪されたハウプトマンの子孫であることが後に判りました。


1348年

ハンガリーのラヨシュ大王は男爵委が乱用されている件を様さするために、巡察官をハウプトマン男爵の元へ送りました。ところが、巡察官は行方不明になり、山賊に襲われたのだろうということになりました。


1389年

ハウプトマン城はトルコ軍に包囲されました。包囲の四日目の朝、トルコ軍の指揮官と彼の初期が惨殺されているのが発見さました。二人とも血をすっかり抜き取られていました。軍はキャンプを解き、包囲をあきらめて、次の目的地であるワラキアを包囲するために出発しました。


1628年

村人達が城に対して反乱を起こしました。反乱のリーダーになったのは、村の牧師です。反乱者達の手で男爵は確かに殺され、1792年になるまでは城は空き城になっていました。1792年、この地方は再びオーストリアによって征服され、男爵の子孫を名乗る男が現れて、男爵の土地および爵位の相続を主張しました。



[][]教会のカタコンベで入手出来る情報 18:02 教会のカタコンベで入手出来る情報 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 教会のカタコンベで入手出来る情報 - The Fungi from YUGGOTH

1545年

教会は男爵に対する正式な取り調べを要請しました。村人を不当に監禁し、拷問しているという嫌疑からです。


1545年

男爵ハウプトマン七世は、東方教会から破門されました。


1546年~1552年

この期間に盛んに吸血鬼事件が起こったことが記録されています。事件は解決されずじまいでした。


1628年

この記録はハウプトマン男爵がある村娘を誘拐して、城に監禁したと主張しています。数日後、この娘のズタズタに切り裂かれたしたいが城壁から外へ投げ捨てられました。


1886年

ハンガリアのスパングレー伯爵が姿を消してしまったという記録です。伯爵はハウプトマン男爵を訪問していて、滞在を予定より延ばしていましたが、そのうち行方が判らなくなったのです。伯爵の友人や親戚の者がグループをつくってドロボズナまで探しにやってきましたが、彼らはハウプトマン男爵に会うことは出来ませんでした。スパングレー男爵は背が低く黒髪で、非常に筋骨の逞しい人物だったということです。


[][]ジャン・サペチックの手記 18:02 ジャン・サペチックの手記 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - ジャン・サペチックの手記 - The Fungi from YUGGOTH

私事ドロボズナ村の一牧師ジャン・サペチックは、1632年のこの年、謹んでここに証言いたします。ドロボズナ村の村人達がハウプトマン男爵に対しておこした一連の行動に関するこの証言は、事件の調査のための派遣されてきたローマ法王の使節団に対して申し述べたのものとは違っておりますが、真実はこちらの方であることを謹んで告白するのものであります。私はこれを個人的なものとして書いており、書き上げたら後は、異教の印を施したワックスにて封印してしまう所存です。これを私的な目的のための利用されるのを防ぐため、そして闇の力に立ち向かおうとする者に警告を与えるためであります。

今からさかのぼること1627年、私はハウプトマン男爵所有のある本を手に入れました。

ギリシャ語で書かれた大きな本でした。本の題名はここに記す事をはばかります。異教徒の詩人の書いた詩の中に冒涜的な事柄の数々がほのめかされており、読者に悪霊や悪魔からの保護を与えてやると申し出ている本でありました。

翌1628年、若い村娘が男爵に連れ去られ、後日死体となって城壁の外へ投げされた時、怒りに燃えた娘の父親が城の扉にむしゃぶりつき、男爵に対する罵りの言葉を浴びせかけました。そのときです。城壁の上にあるつい壁の上に男爵が姿を現し、見守る村人達の目の前で、邪悪な目つきでその哀れな父親をただにらんだだけで、彼を殺してしまったのです。人々が、門前に横たわる農夫の死体を取りに行く勇気をやっと奮い起こしたのは、二日もたってからのことでした。

そこで私は忌まわしい例の本を読んでみたのでありました。我が魂を危険にさらす事になるのは判っておりましたが、読んでみました。そのページに書かれていることは、我が信仰の確信をもゆさぶるほどおもので、今でも我が心臓が冷たい黒い手でつかまれているように感じられます。本には我々とは異なるところに住む恐ろしい怪物どものことが述べられていました。男爵の筆跡で本の余白に書き込まれているメモを見ると、男爵はこの神々どもを神として礼拝している模様です。特に、城の地下にある悪臭に満ちた穴蔵に住む怪物を礼拝していると言うことでした。また、本にはこれらの上殿が我慢出来ずに逃げ出すというある印の事も述べられています。私は十字架で武装した村人達を先導して、男爵に立ち向かう事にしました。

城の門を破り、男爵の姿を求めて城の中の進入しました。何人かのグループが城の地下墓地(カタコンベ)への入り口を発見し、勇敢にも暗いそのトンネルに入っていきました。私は指呼し後から彼らに続きましたが、やがて前方で悲鳴が聞こえました。異教のシンボルと忌まわしい本を手に私が駆けつけてみると、あり得べからざる悪魔がいました。悪魔が村人をむさぼり空のを見て、私は声を限りに叫びました。村人の手にはまだ十字架が握られていました。銃とたいまつのひかりによって、どうにか悪魔を悪臭の穴へと退散させました。我々は大きな岩で穴を塞ぎ、その岩の上に異教のシンボルと打ち付けました。そのシンボルで穴を封印したのでした。男爵の姿は見つかりませんでした。ただし、男爵の家来達は見つけられて殺されていました。城の塔の一つを崩してから、我々は城をしてて去りました。

城の地下で見たモノのことを、私は誰にも話した事はありません。怪物に食われた村人のことは、地下の悪臭を放つ深い穴の中に落ちたことになりました。穴に近づく勇気のある人間は居ませんでした。私は私の犯した行為によって、永遠の天罰を受けるのかもしれません。しかし、そのことを書いておかなければなりません。我が魂が救われることが叶わないのならば、せめて我が両親だけでも救われる事を望みつつ。



[][]ハウプトマン城で得られた情報 18:02 ハウプトマン城で得られた情報 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - ハウプトマン城で得られた情報 - The Fungi from YUGGOTH

男爵の書斎

ハウプトマン男爵の日記

700年分、100冊近い分量。ラテン語。すべてを読むならば2週間。探索者らは、最後半の10冊分前後の持ち出しに成功した(1850?~1920?)。

※読む場合、SAN1d6減少、<クトゥルフ神話>5%増加。

  • ノフル・カーについて
    • 古代エジプトの異形の神々の司祭。
    • ニャルラトテップを崇拝し、その力を借りてファラオに叛旗を翻し”ブラック・ファラオ”を名乗る。
    • ファラオとの戦いに敗れ殺される。死の間際の予言は、アルアジフに引用された(象牙の小箱に入った羊皮紙)。
  • 野獣の結社について
  • エドワード坊ちゃんについて
    • ノフル・カ-の生まれ変わりである。
    • ハウプトマン城内にある膨大な本でさまざまな勉強をした。
    • 「蜂蜜酒を飲み貌無き者たちの翼に乗り、漆黒の海原を越えてセラエノへ旅立ち、彼の地の図書館でも勉強した」(巻物状の羊皮紙)
    • セラエノ図書館にて「野獣」についての情報を得る。

野獣の結社

掛け金で大事そうに閉じられた、大きな皮とじの本。ラテン語。スケッチ風の地図が一枚と、何千年にも及ぶ複雑な家系図が載っている。また、ページの途中に羊皮紙が一枚挟まってる。

※読む場合、SAN1d3減少、<クトゥルフ神話>2%増加。

  • 家系図は、古代エジプトまでさかのぼるハウプトマン男爵の家系図。一番最後の記載は19世紀の日付になっており、何百人にも一族の名前が挙げられている。
  • 一般的な「野獣の結社」に関する知識(付録Bより抜粋する事)。
  • 地図は、ノフル=カの墓の在処を記した物である事が判る。また、<考古学>を10%以上持つ場合、この地図を見た途端、ミスカトニック大学が講演してロナウド・ギャロウェイ博士が団長となった考古学チームがカイロ西の砂漠地帯で探しているのはこの墓であることが判る(新聞で見かけた)。
  • 羊皮紙に書かれているのは『野獣の招来/退去』ラテン語。Int×5ロールに成功すれば”覚える事”は出来る(ここまでのクトゥルフ神話知識では判らない魔法)。

男爵の机の中

10インチ×16インチ×2インチほどの小箱。カラクリ仕掛けとなっており、Int×2ロールに成功しないと開かない。

中には崩壊しかかった羊皮紙が入っている。

・・・そして再び私はノフル=カの夢を見た。夢で瀕死のノフル=カの言葉を聞いた。ノフル=カの言葉曰く、息子が立ち上がるであろう。息子がその王座を主張するであろう。息子は父親の名において世界を支配するであろう。息子は父親を殺した者に復讐するであろう。息子は「野獣」を呼び出し、砂がファラオの子らの血を吸うであろう。これがノフル=カの言葉である。


カタコンベ

ニョグタの巣
  • ニョグタを封印した岩の周りにラテン語で<ニョグタの招来/退散>。INT×5ロールと30分の時間。

錬金術研究室
  • メモ:ドイツ語で書かれた<黄金の蜂蜜酒の製法>。INT×4ロールと学ぶ為の時間(キーパーによる任意)。

ふさがれた部屋(ロシア兵が捕らわれていた部屋)

手帳の一部にロシア語で<アザトースの招来/退散>。2d6ヶ月とInt×1ロール。



妖蛆の秘密

原本(!)。ラテン語版。魔法を用いる際にPOW+9。

  • +知識:12%
  • 呪文倍数:×3(<星の精の招来/退散><旧き印><>)
  • SAN:2d6

黄金の蜂蜜酒×2

詳細は神話ロール。


”旧き印”が刻まされた小石×1

詳細は神話ロール。


巻物状の羊皮紙

中国語。

・・・そして大ホールは彼の家来によって警備されている。ヒトは必ず”旧き印”を携帯していなければならない。賢き人は上を見上げるようなことはしない。そこいる警備の家来の方を見上げるようなことはしない。見れば彼らは人の心を盗むだろう。また、ここを出るとき、情報を持ってでてはいけない。持って出ようとすれば、<眠るもの>が起き出し、その情報をその人間からつかみ取る。持っている人間をも一緒につかみ取る。

「野獣」に関する情報は、右側の二番目のギャラリーにある。ギャラリーには警備の家来は居ない。しかし。用心深い旅行者はよく気をつけるはずだ。どこかで警備の家来にであるかもしれないのだから。

ルルイエ異本の原本より

翻訳者ハウプトマン男爵 1238年AD


[][][]「妖蛆の秘密18:02 「妖蛆の秘密」 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 「妖蛆の秘密」 - The Fungi from YUGGOTH

原本(!)。ラテン語版。魔法を用いる際にPOW+9。

  • +知識:12%
  • 呪文倍数:×3(<星の精の招来/退散><旧き印><>)
  • SAN:2d6

※魔導書の運用

  • 一次読み:2d6週間の研究期間と、<該当言語の読み書き>ロール成功が必要。成功した場合はSANチェック。再挑戦の場合、SANチェックによる減少は半額(端数切り上げ)。
  • 一次読みの効果:一般的内容と、掲載呪文、能力の把握。<クトゥルフ神話知識>の増加。二次読みが可能となる。呪文の学習が可能になる。
  • 二次読み:+知識×5ロール。
  • 二次読みの効果:神話現象の詳細(クトーニアンが完全な成体となるまでにかかる時間、イゴールナクはどこで復活の時を待っているのか等)を調べる事が出来る。
  • 呪文の学習:一つの呪文につき2d6週間の研究時間とInt×呪文倍数。

[][][]”旧き印”が刻まされた小石×1 18:02 ”旧き印”が刻まされた小石×1 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - ”旧き印”が刻まされた小石×1 - The Fungi from YUGGOTH

旧き印は鉛の封印や岩壁に刻んだり、あるいは砂の上に描いたりすることによって効果を発揮します。この印が通路に刻まれたり貼られたりすると、旧支配者及び外なる神々の眷属らは、その場所を通ることが出来なくなります。この印は星の形をしていて、その中央には燃える瞳を持つ目の紋章がついています。この印は、旧支配者と外なる神々、そして彼らの眷属たちの住処への入り口を封印してしまう、もっとも効果的な方法です。威力のある旧き印を作り上げる為には、POWを永久的に消費する必要があります。SANの喪失はありません。


[][][]黄金の蜂蜜酒 23:34 黄金の蜂蜜酒 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 黄金の蜂蜜酒 - The Fungi from YUGGOTH

黄金の蜂蜜酒を飲んだ人間は、宇宙の真空と極寒の中でも生存していられるようになります。宇宙空間では、これを飲んだ人間は精神的、物理的に停滞している状態にあり、外界のことはほとんど知覚しえません。目的地に到達すると同時に(たいていの場合、ビヤーキー、あるいはそれに類する生物に運んで貰うわけですが)蜂蜜酒の効果は消え、再び宇宙空間を通って出発地に戻るためには、また別の蜂蜜酒を飲まなければなりません。どんな場合でも、黄金の蜂蜜酒を飲んだものは自らのマジック・ポイントを消費しなければなりません。一般に、必要とされるマジックポイントは、蜂蜜酒を飲んで移動した距離(単位:光年)の10を底とした対数に等しい値です(例えば、蜂蜜酒を飲んで101光年を旅をしようとするキャラクターは2MPを消費します)。また、宇宙空間を旅したキャラクターは、消費したMPに等しい値のSANを失います。


[][][]<黄金の蜂蜜酒の製法>が書かれたメモ 23:55 <黄金の蜂蜜酒の製法>が書かれたメモ - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - <黄金の蜂蜜酒の製法>が書かれたメモ - The Fungi from YUGGOTH

ドイツ語で書かれた<黄金の蜂蜜酒の製法>。INT×4ロールと学ぶ為の3日。

蜂蜜酒を作るためには、五種類の異なった材料(未定)と、少なくとも一週間の醸造期間を必要とします。そして最後に20MPを消費して醸造の終わった酒に魔力を与えなければなりません。このMPは、幾度かに分けて呪付しても構いません。


[][][]象牙細工の小箱 23:34 象牙細工の小箱 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 象牙細工の小箱 - The Fungi from YUGGOTH

ハウプトマンの書斎にて発見。

象牙細工が施された東洋風のデザインで、大きさは10インチ×16インチ×2インチ。一種のパズルになっており、箱を構成している板をある順序で動かすと、箱が開く仕掛けになっています。上手く開ける為には、INT×2のロールに成功しなければなりません。

中に入っているのは、崩壊しかかった羊皮紙です。中世のアラブ語でなにか書いてあります。これはアル=アジフの中の一部を切り取った物です。

・・・そして再び渡しはノフル=カの夢をみた。夢で瀕死のノフル=カの言葉を聞いた。ノフル=カの言葉いわく、息子が立ち上がるであろう。息子がその王座を主張するであろう。息子は父親の名において世界を支配するであろう。息子は父親を殺した者に復讐するであろう。息子は『野獣』を呼び出し、砂がファラオの子らの血を吸うであろう。これがノフル=カの言葉である。


キタブ・アル=アジフより


[][][]ニョグタの巣より転写した<ニョグタの招来/退散>のメモ。 23:55 ニョグタの巣より転写した<ニョグタの招来/退散>のメモ。 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - ニョグタの巣より転写した<ニョグタの招来/退散>のメモ。 - The Fungi from YUGGOTH

ラテン語。INT×5ロールと30分の時間。


[][][]ロシア兵の死体が持っていた手帳から転写した<アザトースの招来/退散>のメモ 23:55 ロシア兵の死体が持っていた手帳から転写した<アザトースの招来/退散>のメモ - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - ロシア兵の死体が持っていた手帳から転写した<アザトースの招来/退散>のメモ - The Fungi from YUGGOTH

ロシア語。2d6ヶ月とInt×1ロール。


[][][]中国語で書かれた巻物状の羊皮紙 23:55 中国語で書かれた巻物状の羊皮紙 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 中国語で書かれた巻物状の羊皮紙 - The Fungi from YUGGOTH

・・・そして大ホールは彼の家来によって警備されている。ヒトは必ず”旧き印”を携帯していなければならない。賢き人は上を見上げるようなことはしない。そこいる警備の家来の方を見上げるようなことはしない。見れば彼らは人の心を盗むだろう。また、ここを出るとき、情報を持ってでてはいけない。持って出ようとすれば、<眠るもの>が起き出し、その情報をその人間からつかみ取る。持っている人間をも一緒につかみ取る。

「野獣」に関する情報は、右側の二番目のギャラリーにある。ギャラリーには警備の家来は居ない。しかし。用心深い旅行者はよく気をつけるはずだ。どこかで警備の家来にであるかもしれないのだから。

ルルイエ異本の原本より

翻訳者ハウプトマン男爵 1238年AD

2006-09-06

[][] 暗黒の城 16:26  暗黒の城 - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク -  暗黒の城 - The Fungi from YUGGOTH


事前調査

野獣の結社」の指導者とみられるハウプトマン男爵。彼からアンブロース博士に宛てた手紙ルーマニアのトランシルバニアからのものだった。その手紙を手がかりとして、探索者らは早速調査を開始した。


KP:「いきなりルーマニアに着いても良いけど」

アベル:「その前に、図書館なんかで調べたい気もする」

ヴァリ:「男爵とか言うくらいだから、それとなくでかい図書館なら、なにか書いてないかな?」


しばし、図書館ロールとの戦いの末、得られた情報は大きかった。


・1242年

初代ハウプトマン男爵は、この地方にいたモンゴル人を追い出して、ここに城を建てました。このハウプトマンは、異端のかどでチュート騎士団爵位を剥奪されたハウプトマンの子孫であることが後に判りました。

・1348年

ハンガリーのラヨシュ大王男爵委が乱用されている件を様さするために、巡察官をハウプトマン男爵の元へ送りました。ところが、巡察官は行方不明になり、山賊に襲われたのだろうということになりました。

・1389年

ハウプトマン城はトルコ軍に包囲されました。包囲の四日目の朝、トルコ軍の指揮官と彼の初期が惨殺されているのが発見さました。二人とも血をすっかり抜き取られていました。軍はキャンプを解き、包囲をあきらめて、次の目的地であるワラキアを包囲するために出発しました。

・1628年

人達が城に対して反乱を起こしました。反乱のリーダーになったのは、村の牧師です。反乱者達の手で男爵は確かに殺され、1792年になるまでは城は空き城になっていました。1792年、この地方は再びオーストリアによって征服され、男爵の子孫を名乗る男が現れて、男爵の土地および爵位相続を主張しました。


マリア:「・・・行く前からやばそうだねぇ」

アベル:「今に始まった事じゃないがな」


ドロボズナ村

ハウプトマン城のあるドロボズナ村は、トランシルバニアの中心都市であるクラウゼンベルグから、馬車でさらに二日ほど行ったところにある。探索者らは、雪深い12月の某日、ドロボズナ村にたどり着いた。


アベル:「年末なのに、大丈夫なのかい、みんな

ヴァリ:「仕事から逃げてきました」

マリア:「海さえ超えて逃げる」

KP:「ところで、持ち物はどうしますかね。事後っぽいんですけど」

アベル:「相当、国境は超えるんだろう?」

ヴァリ:「フランスあたりから陸路?」

KP:「黒海から入るのが近そうだけど。ま、あまり詳しく書きません」

アベル:「問題は火器だが・・・。鞄に隠す穴とか作れないかな」

KP:「<機械修理>どうぞ」

アベル:「げっ、自前か・・・(けろけろ)失敗」

KP:「鞄から銃床がはみ出てたり、どう見てもバレそうな出来ですが、どうします?」

アベル:「銃は諦めよう。ルーマニアじゃ、天下の米国海兵隊の支援も期待できないけどなぁ」


銃に限らず、生活の七つ道具やら、ペット(?)やら。初の異国が舞台であるにも関わらず、わりとマイナー気味(その道の人にはメジャーだが)な国ということで、現地の様子がわからず、何を持って行っていいのか、くだくだと悩む事に。田舎には違いないけど、ヨーロッパ田舎だからねぇ・・・。


KP:「ルーマニア到着」

アベル:「今後の交渉はヴァリにお願いしよう」

ヴァリ:「ルーマニア語の読み書き、会話持ってる(けろけろ)92。」

アベル「『ほわーい?』』」


唯一のルーマニア語が使えるヴァリの能力に疑問を抱く一行だが、通訳を捕まえる事は出来なかった。それでも、なんとかドロボズナ村行きの馬車をレンタルし、出発することに。


ドロボズナ村宿屋

モンテルイ・マレ山にへばりつくようにそびえ立つのがハウプトマン城で、その眼下に広がる小さな村がドロボズナ村だ。雪をかぶった村は、いつもにも増して物静かなたたずまいを見せていた。村の端からは森が始まっている。

村に入ると、百姓たちの粗末な家々、小さな宿屋を兼ねた酒場、石作りの古い教会が見つかった。


アベル:「まぁ、定番の酒場からですかな」

ヴァリ:「ファンタジーぽいな」

KP:「ルーマニアだからね。ある意味ファンタジーぽい」

マリア:「<心理学>で、村の様子を確認してみたいんですけど。村人の雰囲気とか。」

KP:「(けろけろ)村人たちは迷信深く、みな、男爵を恐れているように感じる。男爵のことを話すと、十字架を切って、立ち去ってしまう。」

アベル:「こうゆうことは事前調査出来ないことだなぁ」

KP:「宿屋に入ると、君たちが旅行客だと思った店の主人が愛想よく話しかけてきてくれます。英語ドイツ語ルーマニア語。どれが良い?」

アベルマリア:「英語!」

KP:「英語は話せなくもないんだけど、片言だから意思疎通間違える事があり得るけどね」

ヴァリ:「まかせろ。<ルーマニア語会話>(けろけろ)56」

KP:「それで失敗なのか?!」

ヴァリ:「32しかない」

KP:「店の主人は、この人なにか言ってるなぁ、という愛想笑いを浮かべてみてから、冷静に英語で話し始める。」

アベル:「一か八か、英語ではなそう。宿は空いてるか?」

マリア:「ゆっくりね」

KP:「宿は開いてるらしい。今、一人だけ泊まってる模様」

マリア:「誰だろう」

KP:「主人が言うには、若いハンガリー学生さんで、この地方の地方史を調べにきてるらしい。昼間はいつも出かけてて、夜になると帰ってくるんだって。名前は、ジョン・コペチ。」

アベル:「城の事とか、いきなり聞いていいのかな」

KP:「おすすめとしてはですね、まずは料理でも頼んで、チップでも弾んでみてはどうでしょうかね」

ヴァリ:「じゃぁ、宿に荷物を置いて、居酒屋で一服としますか」

KP:「村の人たちが、仕事帰りにいっぱい引っかけてくような感じ。狭い訳じゃないが、広い訳でもない」

アベル:「テキトーに持ってきて」

主人:「お客さんたち、この村にはどんな用事で?」

マリア:「観光でーす」

アベル:「観光以外あるのか」

KP:「コペチ勉強しに来たみたいだけど」

ヴァリ:「城マニアなんだ」

KP:「君たちが城についての話を始めると、店の中の空気が変わった」

アベル:「・・・やっちゃった?」

KP:「・・・ところでお客さん!、と主人が空気を変えるように、話題を変えるように発言する」

マリア:「たすかる。のっとこう」

主人:「村はずれに居るジプシーには気をつけなよ。やつらは薄汚いこそ泥だからね」

アベル:「ジプシーがいるんだ。一人?」

KP:「ばぁさん。息子と二人で暮らしてるらしい」


KP:「そんな話をしてると、店の扉が開いて、浅黒い肌のがっしりとした男たちが入ってきた。男たちは、趣味の悪い金歯をこれ見よがしに見せつけながら、君たちの方に疑わしげな一瞥を投げて、隅のテーブルにどかっと腰を下ろした」

ヴァリ:「奴らが誰なのか、それは後で聞けば判るだろうとして・・・英語判るのかな」

アベル:「カマかけてみようか。テキトーに英語であの城について話てみよう」

KP:「鋭いね。城についての話をすると、男のうちの一人が反応した。感じとしては店の主人と同じくらいの英会話能力ぽいよ」

ヴァリ:「やつらはどのくらい長居するのかな」

KP:「男たちは少量の酒をちびちびとやったあと、店の外に止めてあった馬車で走り去っていきました」

アベル:「金は払ったんだ」

ヴァリ:「主人に聞こう。やつらは誰なんだい?」

主人:「ラズロってんですよ。・・・男爵の手下どもでさ」

マリア:「きもー」

ヴァリ:「もいっこ質問、この辺で、図書館というか何か調べ物できる場所は知らないか?」

主人:「そうねぇ、村の教会にだったら、古い本とかあるんじゃないかねぇ」

アベル:「行ってもいいけどさ、読めないぜ、おれら」

ヴァリ:「俺ががんばる」

マリア:「じゃぁ、まずは教会かな」

KP:「君たちが酒屋を出ると、城に続く坂道をラズロらの馬車が上って行くのが見える」

アベル:「城に行くのに、馬車でいくのと、歩いていくのと、どのくらい違う?」

KP:「結構違うんじゃないかな」

アベル:「馬車だと、速攻でばれそうだな」

KP:「や、さすがに城なので、歩いて行ってもばれます。戦略拠点だからね」


ドロボズナ村教会

KP:「教会は、ギリシャ正教会のもので、400年ほど前に作られたらしい。石造りで裏手にはお墓が見える」

ヴァリ:「たのもー」

KP:「神父さんが出てきます。非常に歳をとった人物です」

ヴァリ:「私たちは旅行者たちなんですが、この村の歴史について研究しています。宿屋の主人に聞いたのですが、こちらに古い本があるということらしく、もしよければ、読ませて頂きたいのですが」

KP:「マリアさん、<心理学>」

マリア:「(けろけろ)失敗」

KP:「神父さんは、君たちが礼拝に訪れた訳でない事を知ると、少しがっかりした風だったが、『外国からの方と話事は、自分の勉強のためにもなります』といって、快く中に入れてもらえた」


40年以上ここに居るという神父からは、この村ではたびたび吸血事件が起こっている事が判る。神父自身は、吸血鬼存在は信じておらず、なんらかの自然現象であると思って居るようだが、原因はどうであれ、数年に数人の割合で村人たちが犠牲になっている事実だけは変わらないということだ。

また、神父は村人たちほど偏見にとらわれておらず、村人たちが男爵を恐れるのは、村にのしかかるようにそびえ立つ城の心理的効果や、その荒廃ぶりよるものであると思っているようだ。事実、神父は男爵が昼間、外を歩いているのを目撃したことがあり、男爵普通人間であると証言した。


神父:「黒髪で、背は高くがっしりとした体格の人物じゃったよ」

アベル:「年齢は?」

KP:「神父と同年齢くらいじゃないかなぁ。みたのはずいぶん前だったらしいし」


そういえば、と神父が話してくれた事件は、一年ほど前のもので、男爵の元に秘書として雇われていたイギリス人青年行方不明になったというのも。青年は、背が高く、ブロンドで、かるくびっこを引いていた。男爵は、彼はイギリスに帰ったと主張している。


マリア:「ちなみに、エドワードて子は知ってますか?」

神父:「・・・城に来た、若い子の事かの?なんでも、男爵の遠い親戚で、両親を亡くして男爵が引き取ったということじゃった。17歳になると、男爵旅行に出てしばらく居なかったが、その後、かえって来て、アメリカに渡ったという話を聞いた。」


古い書物は、教会カタコンベにあるという。カタコンベという単語に恐れ戦く一行だが、意を決して入ってみると、ただの地下室だった。膨大な量の書物に、これは数日がかりとなることが判明。


ヴァリ:「俺が籠もろう。ほかの二人は先に違うとこをあたっておいて」

アベル:「夜はやばいかもしれない。夜に合流しよう」


日も暮れたということもあり、今夜は二人が見張りをしつつ、ヴァリが調査することになった。


解読できた情報

・1545年

教会男爵に対する正式な取り調べを要請しました。村人を不当に監禁し、拷問しているという嫌疑からです。

・1545年

男爵ハウプトマン七世は、東方教会から破門されました。

・1546年~1552年

この期間に盛んに吸血鬼事件が起こったことが記録されています。事件は解決されずじまいでした。



ドロボズナ村宿屋

アベル:さっきから、教会脇の墓地がキニナルんだよね。

マリア:わたしは、もう一人の宿泊客について調べてみるね。

KP:調べるって、マリアさん。どこで?

マリア霊媒師のカンが、いま、宿屋に帰れば、彼と遭遇すると言ってる!

KP:(なんだかなぁ、まぁいいか) じゃぁ、ひとりで宿屋に帰るわけですね。

マリア料理でもして待ってようか・・・

アベルヴァリ:「働けよ!」

KP:総ツッコミだなぁ。とりあえずですねマリアさん、宿屋に帰ると、1Fの食堂で食事とってる人が居ますよ。

マリア:ほら!

ヴァリ:ホラてwwwww

マリア:「すみませーん」

男:「?」

マリア:「英語通ジマスカー?」

KP:あぁ、大丈夫みたいだよ。

マリア:「ここに泊まってる方ですよね。わたしたちもそうなんですよ、仲良くしましょー♪」

男:「は、はぁ・・・」

ヴァリ:なんだこのババァうぜぇ、くらいの空気だな。

マリア:ババァちがう! 「わたしははマリア。お名前伺ってもよろしいですか?」

コペチ:「ジョン・コペチと申します。ハンガリーから来ま」

マリア:「学生さんて聞きましたけど、何を専攻なさってるんですか?」

アベル:若い男となると目の色変わるなぁ。

コペチ:「地方史ですけど・・・ところでドナタですか?」

マリア:「わたしもルーマニア歴史が大好きで大好きで!そんでそんで、できれば通訳とかして欲しいかなぁって」

コペチ:「すみません、資料のまとめがあるので。失礼します」

KP:そういってコペチは自室に戻ってしまった。

マリア:「ちっ」


村はずれ:ジプシー

翌朝、宿屋の食堂にて。

アベル:「教会内や地表墓地を調べてみたけど、特に不審なトコはみあたらんな」

ヴァリ:「カタコンベの資料はまだまだ残ってる。俺はもう少しここで粘ってみるよ」

マリア:「ウチらはジプシーさんかしら」

アベル:「ジプシー? あぁ、宿屋で聞いた、村はずれに住んでるっていう?」

マリア:「彼らは故事には詳しかったりするものよ」


村はずれの鬱蒼とした森が始まろうとするその境目に、一台の馬車が止まっていた。馬車の傍では、男が薪を割っている。

マリア:「こんにちはー」

KP:男のリアクションは無い。

マリア:「?」

?:「無駄だよ。息子はね、耳が聞こえないんだ」

KP:馬車からそう言って出てきたのは、年老いた老婆だった。元は色鮮やかだったであろう民族衣装はどれも色あせ、擦り切れている。顔には深い皺が刻まれ、彼女が歩んできた歴史を垣間見せている。

老婆:「おまえさんたち、昨日、村に来た旅行客だね」

アベル:「情報早いなぁ」

老婆:「ジプシーは何でも知ってるのさ」

マリア:「だから嫌われる?」

老婆:「ハハハ!!面白い子だね!」


老婆は探索者らに粗末な椅子お茶を準備してくれた。雲行きを確かめた後、彼女が”息子”と呼んだ男に、追加の薪を取ってくるようにと言った。

老婆:「わしの自慢の息子さ。ちょいとアタマが弱いとこもあるがね、根は正直で優しい子だよ」

アベル:「サッソクで申し訳ないが、男爵について何か知ってることはありますか?」

老婆:「あの城の主の事か・・・」


老婆の話す男爵像は、神父の話すそれとほぼ同じだった。唯一、神父と違うのは、老婆は男爵人間などはない、邪悪な何者かであると信じている点であった。


老婆:「村の連中と違って、あの神父様は、わしが知る中でも五本の指に入るほどの人格者だけどね、あの人は神様に愛されすぎてるのさ。わしらみたいな生活をしてると、神様でさえ愛しようもない、どうにもならないほどの邪悪を見ちまう事が多々あるもんさ。普段は見えないし、隠されてるんだけど、いいかい、わすれちゃいけないよ。この世にはおまえさんたちが想像も付かないような、真の邪悪存在するんだ。間違いなくね」

アベル:「・・・その一人が、男爵だと?」

老婆:「どういう理由があるのか知らないけど、あの男と係わりあいになるのはオススメできないね。去年だったかね、男爵んとこに秘書だかの仕事イギリス人の若い子が来たんだけど、結局行方不明さ」

マリア:「神父様が仰ってた話しだ。」

老婆:「三ヶ月くらいで帰るって話しだったんだけどね、いつの間にかいなくなっちまって。わしは男爵に何かされたんじゃないかと疑ってるんだけどね」

マリア:「うーん・・・」

アベル:「全くもって具体的じゃない情報なんだよなぁ」

老婆:「言ったろ?ジプシーは何でも知ってる、だから嫌われる、って」

KP:老婆は突然タロットを取り出し、おまえさんたちの未来を占ってやろうと言い出した。

マリア:ああ、わたしの専売特許

アベル:アンタはツボ売りじゃないのか?

KP:老婆はなんどかタロットをひっくり返したり、シャッフルしたりしているが、次第に困惑した表情になってきた。

マリア:「?」

老婆:「・・・ヘンだねぇ。不吉なカードしか出ないよ。二人とも」

アベル:「おいおい」

KP:老婆はしまいには肩をすくめて諦めてしまい、悪かったね付き合せちまって、といいながらタロット仕舞始める。

アベルなんだかなぁ・・・


KP:その時、森の奥からこの世のものとは思えない叫び声が聞こえてきた。

マリア:なになに?急になに?

アベル:薪拾いにいった息子のかな?

KP;その叫び声を聞くや否な、老婆は席を蹴って森の中に走り出した。

アベル:追おう。

マリア:うー、なんかヤなヨカンする。

KP:叫び声の主は、やはり老婆の息子だった。しかしそれはなんと奇妙光景だろう!息子は、なにか目に見えない触手のようなもので捉まれ、地上から3m程の高さに持ち上げられている。手に持った斧を懸命に振ろうとするが、何かに阻まれ、身動き取れずにいる。お待ちかねのSANチェーック。ありゃ、全員成功か。

マリア:3mて、届かないじゃない!

アベル武器も何もない。何か投げられるものを探す。

KP:懸命に抜け出そうとしていた息子だったが、急に顔に恐怖を浮かべ絶叫をあげる。次の瞬間、息子の背骨が折れるイヤな音が森の中に響いた。

マリア:イタタタ...

KP:ハイ、もっかいSAN~。また成功か。

アベル:斧落ちてこない?

KP:斧?あぁ、息子が持ってたやつか。いいよ。でも怪物の足元(?)に落ちたので、次のターゲットは君になるかもよ?

アベル:かまわん(キッパリ)。拾いに行きます。

マリア准将ー!

アベルフラグっぽく呼ぶな!w

KP:息子の抵抗を排除した怪物は、透明な針状の何かをその首筋に突き立て、いやらしい音を立てて血を吸い始めた。またまたSAN...マリアだけが失敗か。減少は1d3。

マリア:(ケロケロ)1です。

アベル:・・・血を吸うということは・・・

KP:いいトコに気付いたね、怪物の姿がうっすらと見えてくるよ。

アベル:そこに斧を投げます。

KP:小振りな、いわゆるハンドアックスだから投げるのは問題無いけど、外れたら捉まってる息子に当たるかもよ?

アベル:かまわん(キッパリ) 助けられなければどうせ死ぬんだ。恨むなよ...(けろけろ)13!命中!!

KP:おー。ハンドアックスの一撃は、怪物に特にダメージを与えたようには見えなかったが、怪物は息子を放り出すと、ロケットのような速度で急上昇してゆき、やがてその姿は見えなくなった。

マリア:最初から殆ど見えてないけどね。

KP:あ、そうか。・・・ようするに、気配がしなくなった、てことで。

アベル:息子の方はどうよ?

KP:出血も酷いし、背骨も折れてる。相当な重態だ。


動かしていい状況じゃないが、動かなさないと治療も出来ない。まずは老婆の馬車まで息子を運んだ後、宿屋に向かう探索者ら。しかし、ドロボズナ村の住民はこの期に及んで(この期に及んだからこそ?)もジプシー治療しようなどという気にはなれないようだった。

アベル:「そんなんだから男爵にいいようにされ続けるんだよ!」

?:「なんの騒ぎかね?」

緊急事態は、神父の登場で幕を閉じた。さすがに神父の言葉に逆らう村人はいなかったのだ。



ドロボズナ村教会

その日の収穫・・・

・1628年

この記録はハウプトマン男爵がある村娘を誘拐して、城に監禁したと主張しています。数日後、この娘のズタズタに切り裂かれたしたいが城壁から外へ投げ捨てられました。

・1886年

ハンガリアスパングレー伯爵が姿を消してしまったという記録です。伯爵ハウプトマン男爵を訪問していて、滞在を予定より延ばしていましたが、そのうち行方が判らなくなったのです。伯爵の友人や親戚の者がグループをつくってドロボズナまで探しにやってきましたが、彼らはハウプトマン男爵に会うことは出来ませんでした。スパングレー男爵は背が低く黒髪で、非常に筋骨の逞しい人物だったということです。

ヴァリ:ん・・・この人物描写、どっかで・・・?


ドロボズナ村宿屋

翌朝の作戦会議

マリア男爵やばそう。

アベル情報少なすぎる。最終的には城に行く必要があるんだろうが・・・

ヴァリカタコンベはもう少しだ。城に行くにしても翌日にしないか?


アベルは、城裏手の山斜面を捜索するが、これといった情報は得られず(ロール失敗)。

マリアは、コペチをなんとか仲間にしようと再三試みるも、つれない結果に。

そしてヴァリは・・・

ジャン・サペチックの手記

私事ドロボズナ村の一牧師ジャン・サペチックは、1632年のこの年、謹んでここに証言いたします。ドロボズナ村の村人達ハウプトマン男爵に対しておこした一連の行動に関するこの証言は、事件の調査のための派遣されてきたローマ法王の使節団に対して申し述べたのものとは違っておりますが、真実はこちらの方であることを謹んで告白するのものであります。私はこれを個人的なものとして書いており、書き上げたら後は、異教の印を施したワックスにて封印してしまう所存です。これを私的な目的のための利用されるのを防ぐため、そして闇の力に立ち向かおうとする者に警告を与えるためであります。

今からさかのぼること1627年、私はハウプトマン男爵所有のある本を手に入れました。

ギリシャ語で書かれた大きな本でした。本の題名はここに記す事をはばかります。異教徒の詩人の書いた詩の中に冒涜的な事柄の数々がほのめかされており、読者に悪霊や悪魔からの保護を与えてやると申し出ている本でありました。

翌1628年、若い村娘が男爵に連れ去られ、後日死体となって城壁の外へ投げされた時、怒り燃えた娘の父親が城の扉にむしゃぶりつき、男爵に対する罵りの言葉を浴びせかけました。そのときです。城壁の上にあるつい壁の上に男爵が姿を現し、見守る村人達の目の前で、邪悪な目つきでその哀れな父親をただにらんだだけで、彼を殺してしまったのです。人々が、門前に横たわる農夫の死体を取りに行く勇気をやっと奮い起こしたのは、二日もたってからのことでした。

そこで私は忌まわしい例の本を読んでみたのでありました。我が魂を危険にさらす事になるのは判っておりましたが、読んでみました。そのページに書かれていることは、我が信仰の確信をもゆさぶるほどおもので、今でも我が心臓が冷たい黒い手でつかまれているように感じられます。本には我々とは異なるところに住む恐ろしい怪物どものことが述べられていました。男爵の筆跡で本の余白に書き込まれているメモを見ると、男爵はこの神々どもを神として礼拝している模様です。特に、城の地下にある悪臭に満ちた穴蔵に住む怪物を礼拝していると言うことでした。また、本にはこれらの上殿が我慢出来ずに逃げ出すというある印の事も述べられています。私は十字架で武装した村人達を先導して、男爵に立ち向かう事にしました。

城の門を破り、男爵の姿を求めて城の中の進入しました。何人かのグループが城の地下墓地(カタコンベ)への入り口を発見し、勇敢にも暗いそのトンネルに入っていきました。私は指呼し後から彼らに続きましたが、やがて前方で悲鳴が聞こえました。異教のシンボルと忌まわしい本を手に私が駆けつけてみると、あり得べからざる悪魔がいました。悪魔が村人をむさぼり空のを見て、私は声を限りに叫びました。村人の手にはまだ十字架が握られていました。銃とたいまつのひかりによって、どうにか悪魔を悪臭の穴へと退散させました。我々は大きな岩で穴を塞ぎ、その岩の上に異教のシンボルと打ち付けました。そのシンボルで穴を封印したのでした。男爵の姿は見つかりませんでした。ただし、男爵の家来達は見つけられて殺されていました。城の塔の一つを崩してから、我々は城をしてて去りました。

城の地下で見たモノのことを、私は誰にも話した事はありません。怪物に食われた村人のことは、地下の悪臭を放つ深い穴の中に落ちたことになりました。穴に近づく勇気のある人間は居ませんでした。私は私の犯した行為によって、永遠の天罰を受けるのかもしれません。しかし、そのことを書いておかなければなりません。我が魂が救われることが叶わないのならば、せめて我が両親だけでも救われる事を望みつつ。


マリア:やーばーいって。

アベル:逆に言えば、城の中は情報の宝庫っぽそうだな。

ヴァリ:行くにしても、どう行くんだ?まさか正面から?

アベル:裏山辺りに、秘密抜け道でもないかなぁと思って探してみたんだが、見当たらないんだ*1

ヴァリ:まさか、衆人環視の中で殺したりはしないだろう。直接行ってみて、あとは状況対応、てとこかな。


・・・キーパー的にはフラグが見えた気が。何フラグかは知りませんが。

シナリオ的には、隠密等の力技解決か、おおっぴらに調査しつつ、向こうからの出方を待つ方法が想定されており、正面突破は死亡ルートだったりします・・・


ハウプトマン城:城門前

KP:城への道は、大して長くは無いものの、随分と急斜面だ。ヴァリには、カタコンベで読んだ、この城が幾度と無くトルコ軍やドイツ軍アジア騎馬民族を追い払ったという故事を思い出さずにはいられなかった。

マリア:「たのもー!」

KP:!?

ヴァリ:ダイジョブかな、いきなり声かけて。

KP:(そろいも揃ってノンキだねぇ・・・。あぁでも、男爵がアレとは、この時点ではわからないから仕方ないリアクションなのか。さすがメリケンシナリオ、容赦ないぜ)

アベル:門は開いてる?

KP:開いてるも何も、城を取り巻く城壁は、一部を除くと殆どが崩れており、門などは跡形もない。唯一機能しているように見えるのは、見張りの尖塔だけだが、今は人の気配は無い。

マリア:人の気配、ないんだ。

KP:と思った時にですね。城の中から、ショットガンやらピストルやらを持った男達が出てきますよ。

アベル:?!

KP:構えてるわけじゃないけど。そうはいっても、偉く威圧的に「ようこそハウプトマン城へ」とか言ってる。初日に、宿屋で見かけた人相の悪い連中だ。

ヴァリラズロってゆったかな。待ち伏せされてた?

アベル:っつても、背中見せて逃げ出せる雰囲気じゃねぇなぁ・・・


ハウプトマン城:居間

探索者らは、客人のような囚人のような境遇のまま、城の一室に閉じ込められた。部屋そのものは、朽ちてはいるものの、普通の居間であるが、扉も窓も塞がれ、ただ待つようにといわれただけであった。

マリア:まーてーなーい!

アベル:どのくらい待たされるんだ?三十分?一時間?

KP:一時間ほど待っても、なにも起こらないよ。

アベル:どうゆうことだ・・・? やるならヒト思いにやれそうな気もするが。

ヴァリ:出れないんでしょ?

KP:扉に鍵はかかってるし、扉の外にはさっきの連中がいる気配がするよ。

ヴァリ:しょうがない。本でも読もう。なんかあるでしょ?

KP:部屋の中にかい?まぁ、あるんじゃないかな。ルーマニア語かもしれないけど。

ヴァリ:それでも読む。時間潰さにゃ。

KP:(最後のチャンスだったのにねぇ・・・)扉が開いたのは、君たちが閉じ込められてから四時間が過ぎてからだった。

ラズロ:「男爵がお待ちかねだ」

ヴァリ:・・・日が暮れたの?

KP:ですな。

探索者:・・・。



ハウプトマン城:食堂

食堂には、すでに一人の男が待っていた。男は30代、長身ブロンド。観察していると、軽くびっこを引いているのが判った。

アベル:・・・逃げ出したくなってきた。

マリア:あれ?男爵って黒髪で筋骨隆々なんじゃなかったっけ?

KP:判ってない子が居るみたいですが、進めますよ。

男爵:「ようこそ。わたしがこの城の城主ハウプトマン男爵だ」

ヴァリ:「招かれた覚えは無いんですが、ありがとうと言っておきますよ」

男爵:「村の様子を把握しておくのは良き領主の務めだよ君。君達がアメリカからやってきた旅行客で、この城と私について調べていると聞いて、もてなしたくなってね」

KP:食堂にはすでに料理が並べられている。地の物を使った郷土料理で、良い香りを発している。

アベル:食え、ってことなんだよね? 男爵の様子は?

KP:もちろん、君達に食事を勧めつつ、自らも食べてるよ。

アベル:あれ、食べてるんだ。

ヴァリ:毒とかは無さそうだね。

マリア:食事しながら、話しの中から突破口を開くしかないね。「神父様に聞いてた印象と随分違うので驚きましたよ」

男爵:「神父・・・? あぁ、あの小僧か・・・。”筋骨隆々の黒髪の男”とでも言っていたのだろう?」

マリア:・・・なんかヘン。あれ?びっこひくってどっかで聞いたような・・・

ヴァリ:去年、行方不明になった秘書青年だよ。

KP:するとですね、地球がですね、こう傾くわけですよ。テーブルが斜めっちょなんですよ。

探索者:?

男爵:「少し、量が過ぎたかな。なまじ慣れてしまって、耐性があるというのも困りものだな」

アベル古典的過ぎるけど。

KP:そんなわけで、CON×3ロール。失敗すると卒倒します。あれ?全員失敗?! 根性なさずぎるぞー!!


ハウプトマン城:カタコンベ

鼻を刺す悪臭と、割れるような頭痛で探索者らは目を覚ました。何を飲まされたのかははっきりしないが、即効性なだけあって、効果は短かったようだ。しかし、三人とも手足には枷が嵌められ、身動きが取れない点では同じ。

アベル:おれは、目は閉じていよう。

KP;了解。

ヴァリ:代わりに目になろう。部屋の様子を探る。

KP:10m四方程の石造りの部屋で、部屋の中央に幅1m長さ2m程のテーブルが置かれている。探索者らから見て対面の壁に鉄の扉があり、格子の嵌められた窓からは、廊下側の光も漏れてくる。壁には焼きゴテだのヤットコだのあからさまにあからさまなガジェット満載であからさま過ぎる感じです。

アベル:うーぼーぁー

ヴァリ:今更だけど、そういえばそんな事、書いてあったなぁ。

KP:見張り役っぽい男が、扉のスグ外にいて、君達の目が覚めたのを見ると大声を上げ、男爵らを呼んだ。

マリア:よばんでええのに・・・。

KP:男爵と、とりまき三人が部屋の中に入ってくる。取り巻きは、二人が散弾銃を、もう一人が拳銃を持っている。男爵は見た目丸腰っぽい。

男爵:「ボストンからはるばる・・・殺されにきた、というわけか。アンブローズなど、我が結社にとってはもはや無用と思っていたが、思わぬ糸口があったようだな」

アベル:ばれてるー

ヴァリ宿屋に荷物置いてあるんだっけ?

KP:だね。改められたんでしょう。

男爵:「お前達がどこまで知ってるのか、興味が無いわけではないが・・・」

KP:男爵はそういうと、拷問用器具が並べられた壁に向かって歩いていき、いろいろ吟味している。

マリア:ゴーモンはやだよぉ。なんか喋れば許してもらえるのかな。

アベル:話せることなんか無いじゃんか。まずいぞ、いよいよもってまずい。

KP:アベルさん。喋るな、とは言いませんが、目を閉じてのであれば控えめにね。

アベル:グー

ヴァリ:寝るな!!むしろ起きてもらった方がいいのかな?

KP:んー。(ケロケロ)取り巻きのうちの一人が、アベルが既に起きてることを目ざとく発見し、脇腹を激しく蹴り上げます。(けろけろ)3点のダメージ

アベル:わ、寝てたら蹴り殺されそうだ。しょうがない、起きるか。

KP:使う予定の拷問器具を床に綺麗に並べ終わった男爵は、舌なめずりせんばかりだ。

男爵:「さぁて。誰からいこうか」

マリア:言う言うなんでも言うから。

KP:ヴァリさんが解読した資料の中にもあったけど、どうも男爵は真性Sだね。人が苦しみながら死ぬのを見るのが、なによりも好き。・・・まぁ、諦めろ。

マリア:ひー

KP:オープンダイスで決めてあげよう・・・(けろけろ)・・・准将か。

アベル:ちっ。・・・どのくらい耐えられる?確かにこの中では俺が一番タフだけど。

ヴァリ:耐えても、救助隊の目処無い。手かせ足かせは外せないの?

KP:君は普通絵本作家だしね。准将は、耐拷問訓練あたりなら受けてるかもだけど、男爵とてプロだからなぁ。そう簡単には逃げ出せないでしょう。

マリア:取り巻きは?どこか付け入る隙が。

KP:常に一人が銃を構えてる状態だね。銃の腕前は不明だけど、まぁこの距離だし。外せって方が難しいだろう。・・・さていいかな?お祈りはすんだかな?

男爵:「右手からいくか」

KP:取り巻き二人が、准将を押さえつけながら手かせを外し、中央テーブルの上に准将の右腕を載せた。

アベル:念のため、抵抗ロールしたいんだけど?

KP:もちろんおk。だが、こっちのSTRは15+16=31だよ。

アベル:(けろけろ)成功するわけが無い。

KP:男爵はぶっとい五寸釘を、テーブルの上に広げられた准将の手の甲に突き刺し、トンカチでテーブルに縫い付けた。(けろけろ)3点ダメージ

アベル:・・・(何かに気付いたように沈黙を保ちながら、HP欄を書き換えてる)。

男爵:「ぐふふ。顔色が悪いぞ。・・・おい、手当てしてやれ」

アベル:くそっ、もうちょいで昏睡だったのに。

KP:男爵は慣れてるんだろうな。どのくらい痛めつけたら死んでしまうか、気を失うか、などなど。・・・最大の苦痛を与える為にはどうするべきなのか。

ヴァリ:まずいまずいまずい。

KP:(けろけろ)3点回復しておいて。

男爵:「右手が痛そうだな。痛い部分は切り離してやるといいぞ、ぐふふ。おい、斧だ」

アベル:まずは右腕か・・・!

KP:手下は、慣れてた手付きで斧を振り上げると、准将の右腕に振り下ろした。

男爵:「待て!」

アベル:な、なんだ?!

KP:斧は、准将の右腕上5cm辺りで停止した。

男爵:「いかんいかん。早まってはいかん。ふむふむ。久しぶりなので早まったわ。切る前に砕かなければ。・・・ハンマーハンマー

KP:手下は、斧からハンマーに持ち替えた。

ヴァリ:手下に体当たりとか出来ないの?

KP:足かせもあるしねぇ。そもそも、少しでも動こうとすると銃を構えた男がこっちをガン見するわけなんだが。

KP:手下は、なんの躊躇いも見せず鉄で出来たハンマーを大きく振り上げ、


パン!



アベル:お?

ヴァリ:何?

KP:ハンマーを振り上げた手下は、そのままの勢いで後ろ向きに倒れた。倒れた手下の表情は驚愕に歪み、額には小さな穴がぽっかり開いている。

マリア:だれだれ?

KP:鉄の扉に開けられた格子状の窓から、拳銃の銃身が覗き、その先には若い男、つまりジョン・コペチが居る。

マリアコペチだ!でもなんでここに!?

コペチ:「・・・!」

KP:コペチはしまった!という表情に一瞬なるが、その表情を確認する間もなく素早く踵を返して逃げ出した。

男爵:「追え!追うんだ!」

KP:死んだ仲間をそのままにして、男爵と残る二人の手下は部屋を飛び出していった。・・・あー、一応、扉に鍵はかけた。

ヴァリ:なんでコペチがここにいて、なんで俺たちを助けてくれたのかは判らないけど、チャンスは今しか無さそうだな。

アベル:右手は縫い付けられてるんだっけ? なら左手死体を探ろう。鍵とか鍵とか無いか?

KP:位置的には大丈夫そうだね。逆にいうと、准将以外は死体を探ることは出来ない。准将、<目星>を片手塞がれてる修正の-10でどうぞ。

アベル:(けろけど)・・・あぶねー。辛うじて成功。マイナス無ければ余裕だが。

KP:死体からは、鍵束が見つかった。たくさんついてる。

アベル:どれかが手かせ用なんだろう。ヴァリ! 放り投げます。

KP:ヴァリらは後ろ手に塞がれているので、簡単には鍵を使えない。DEXの三倍でどうぞ。

ヴァリ:(けろけろ)失敗。この鍵は違う!

KP:そうそう、そんな感じで合うまで挑戦しててください・・・・と言いたいところだけど、城の方から爆音が響いたよ。

マリア爆音?!

KP:(けろけろ)准将は、これは軍用の手榴弾の爆発音だと思いました。

アベル:うーん、ますます正体がわからんな。

マリア:それよりも!早く解除しないと、コペチがやられちゃうよ!!

KP:その通りです。どうやら男爵らと戦闘になってる模様だよ。

アベルコペチを助けなきゃいけない理由は無いが・・・、結果としては命救われたしな。

ヴァリ:奴の正体にも興味有る。振るよ。


全員の手かせ足かせを解き、准将を救い出し、死体の持っていた一丁のショットガンで武装した探索者らは、戦闘音を頼りに城の中に戻って行きました。


KP:カタコンベ歩いてる途中にですね、明らかに最近爆発したであろう地点に出ました。死体が一個あります。

マリアコペチ?!

KP:まさか。男爵の手下の一人ですね。(けろけろ)准将には、典型的な特殊部隊ご用達なグレネードトラップに見えます。単純だが効果的。曲がり角や死角の多いカタコンベなら尚更なやつ。

アベル:同職か。若いのに、実戦経験も多そうだ。どの国だろう。

ヴァリ:その死体の、何か使えそうな装備は無いかな?銃とか銃とか。

KP:・・・(けろけろ) 身に着けていた拳銃はまだ使えそうだよ。弾は弾倉分しか無さそうだけど。

ヴァリ:十分。ショットガンスキル持ちの准将にお願いして、拳銃を俺が持とう。


ハウプトマン城:城内

KP:カタコンベを抜け、ハウプトマン城の1Fに戻ってくると、上のフロアから悲鳴が聞こえてきた。

アベル:誰だ? 

KP:碑銘は二つ。ラズロコペチですね。

マリアラズロ?あぁ、男爵の手下か。・・・え?

ヴァリ:・・・やーなヨカンする。けど、行くしかないな。

KP:階段は目の前ですよみなさん。登ってスグのところから悲鳴は聞こえてきますよ。

アベル:行くしか無いんだろうなぁ。HP一番高いのは誰だ? ・・・怪我してても俺が一番なのか!?

ヴァリ:CON4は伊達じゃないぜ!

アベル:自慢すんな!しょうがない、俺が先頭に行こう。


KP:階段の上は広間になっており、大きく開け放たれた窓からは銀色の月明かりと、鋭い突風差し込んでいる。その光を浴びながら悲鳴を上げているコペチが指差す先には、何かによって空中に絡め取られてしまったラズロの姿があった。そして、開け放たれた窓のすぐ脇には、呪文のような何かをぶつぶつ唱える男爵が居た。

アベル男爵に撃つ(冷静に)

KP:まぁまぁ待て。まずはSANチェックだよみなさん。・・・一時発狂は無しか。

アベル男爵に撃つ(冷静に)

KP:・・・いいでしょう。・・・ハズレ? では続けますよ。ラズロを絡め取った何物かは、以前、准将らが見たとおり、ラズロの背骨を圧し折り、犠牲者の抵抗力を奪ったあと、おもむろに血を吸い始めた。漆黒の夜の闇と白銀の月明かりの中で、異界からの何物かの姿が紅色に表れ始めてゆく。SANどうぞ。

マリア:二度目だから修正下さい。

KP:(慣れてきたなぁ)いいでしょう。マリアさんと准将は+10%どうぞ。

アベルラズロを助ける義理は無いが、ラズロの血を吸い終わったら次は俺らだ。しかし、先に男爵をやらねば。撃つ(冷静に)。(けろけろ)命中。

KP:演出させてもらおう。男爵に向けて放たれた散弾の欠片は、しかし男爵に命中する事は無かった。男爵と探索者らの間に見えない何かが居る!!

ヴァリ:二体目?! 男爵がぶつぶつ言ってたのはコレを召還してたのか。

KP:二体目の何かは、男爵を包み込むと、そのまま窓から飛び立った。

男爵:「もはや手遅れだ!!結社はその目的を果たす!!「息子」は生まれ、「ネフル・カー」の遺志を継ぎ「野獣」を呼び起こす!!世界中が「野獣」にひれ伏すのだ!!」

アベル:悪役め!少しはアタマ使ったセリフ言え!!

KP:意味判るの?

アベル:ぜんぜん。

男爵:「土産を置いていってやろう・・・星の精よ!!やつらを食い殺せ!しかる後に村の連中も食い殺せ!!」

マリア:余計な命令すんなー

KP:男爵の声が空に消えてゆくのと、一体目の、男爵星の精と呼んだ何者かが、からからに干上がったラズロ死体を放り出すのがほとんど一緒だった。

アベルヴァリ!撃ちまくれ!二人でひきつけるんだ! マリアコペチ正気に戻せ!

マリアコペチの元へダッシュ!

ヴァリ:散弾弾くの見えたけど、撃つ!(けろけろ)命中。

KP:ラズロ血液で、すっかりその姿を現れた星の精ですが、銃弾は効いて無いっぽいが、明らかにイヤがっており、その場で躊躇してる。

アベルマリア!はやくしろ!


マリア治療により正気を取り戻したコペチは、混乱しつつもこの状況のヤバさを見抜いた。


コペチ:「カタコンベに移動するんだ!!」

アベル:理由はわからんけど、弾切れ。どっちにしても逃げるしかないな。


星の精の追撃から、四人で逃げながらコペチは手短に説明した。


ヴァリ:ようするに、さっきのグレネードトラップがもう一箇所だけあるんだな。

KP:そういう事。

アベル:そこまでたどり着けるのか?

KP:それもあるけど、たどり着いてもこの人数で上手い事誘い込めるかな?自分では引っかからずにね。


キーパーが課す非情のDEXロール(逃走用)を潜り抜け、トラップを通り過ぎる時、自分でトラップを起動させしまわないかの幸運ロールをも潜り抜け、星の精グレネードトラップに巻き込む事に成功!!


KP:ドカーン!! 

アベル:屋内で爆発したのなら、しばらく耳は聞こえなさそうだな。

ヴァリ:散弾が効かない相手に、グレネードが効くかどうか・・・

KP:爆発によって生じた瓦礫の山が動き、その下から星の精がよろよろと現れた。

マリア:わー、にげよう!

KP:しかし、星の精は君達が見ている前で徐々にその姿を消してゆき、やがて見えなくなった。

アベル:逃げた・・・? 

ヴァリ:助かった・・・?

*1:本当はある。ロールに失敗していただけ。実に惜しかった。

2006-09-05

[][]1セッションでは終わらなかった 11:10 1セッションでは終わらなかった - The Fungi from YUGGOTH を含むブックマーク はてなブックマーク - 1セッションでは終わらなかった - The Fungi from YUGGOTH

予告どおり、9/3に第三話をプレイした。前ニ話が1セッションで完了した為、今回もいけるかなぁ、と思ったが必要以上に手間をくって、切りの良いところで終了、解決編は次回に持ち越しとなった。

米国TRPGプレイスタイルは、1時間か2時間のセッションを毎週やる、という方式だと聞いたことがある。シナリオセッションが一般的な日本とちがって、一つのシナリオを何度にも分けてプレイするわけだ。おそらく、「ユゴスからの侵略」もそういったバランスチューニングされているのかもしれない。